きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

オルフェーヴル、顕彰馬に選出

ようこそいらっしゃいませ。

14日、JRAより平成27年度顕彰馬の選定について発表があり、投票の結果、オルフェーヴルが顕彰馬に選出されました。国内ではクラシック三冠を含めてG1・6勝、海外で重賞2勝、凱旋門賞2着2回の実績を評価されての選出で、昨年選出されたエルコンドルパサーにつづいて歴代31頭目の競馬の殿堂入りとなりました。

顕彰馬の選出は、昭和60年に日本中央競馬会30周年記念事業の一環としてJRAの発展に多大な貢献のあった過去の名馬の功績をたたえることを目的に選出が始まり。平成16年のJRA50周年記念事業および平成26年のJRA60周年記念事業では、調教師、騎手の顕彰者の選出も行われています。平成12年までは顕彰馬選考委員会の審議により決定していましたが、現在は毎年報道関係者による選考投票を行い3/4以上の得票を得れば選定となります。今回のオルフェーヴルは、有効投票数196票中188票を獲得。実に95.9%の得票率を得ての殿堂入りです。歴代顕彰馬にはクモハタ、セントライト、クリフジ、トキノミノル、シンザン、シンボリルドルフ、ハイセイコーにマルゼンスキー、テンポイント、ミスターシービー、オグリキャップにメジロマックイーンら、すべて馬名を書きつらねたいほどの名馬がズラリと並びます。もちろんディープインパクトも平成20年に殿堂入りをしています。

投票の対象は中央競馬の競走馬登録を受けていた馬で、かつ近20年に登録が抹消された馬に限ります。今回、香港スプリント連覇をはじめ国内外G1・6勝のロードカナロアも得票数を集めましたが、有効投票数196票のうち119票で得票率60.7%と3/4以上には届きませんでした。そのロードカナロアの父キングカメハメハは有効投票数196票のうち得票数は17票でした。

×