きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

4回中山開幕

ようこそいらっしゃいませ。

今週から舞台を中山競馬場と阪神競馬場に舞台を移し、秋競馬がスタートです。土曜から開幕する4回中山は秋華賞トライアルの紫苑ステークスに京成杯オータムハンデキャップ、セントライト記念、オールカマー、10月4日のG1スプリンターズステークスまで9日間の日程を駆け抜けます。開催期間中、イベントも多く用意されておりますのでどうぞ競馬場へお越しください。

さて開幕を告げる土曜中山のメインは秋華賞トライアルの紫苑ステークスです。
今年の3歳牝馬クラシックは、2月にきさらぎ賞で強豪牡馬を相手に圧勝したルージュバックが主役を務めての幕開けでした。まず1冠目の桜花賞でルージュバックは単勝1.6倍に支持を受けてのレースとなります。しかし、1000m通過が1分2秒5という、超がつくほどのスローペースでレースが展開。レッツゴードンキが繰り出した魔の桜花賞ペースに翻弄され、ルージュバックは9着に敗れるという波乱のスタートとなりました。
そして迎えた2冠目のオークスは、再びルージュバックが桜花賞馬レッツゴードンキを抑えて単勝2.7倍で1番人気となります。復権期待への後押しを受けたルージュバックは抜け出して先頭へ。そのルージュバックを後ろから強烈な末脚で差し切ったのは、忘れな草賞から乗り込んできたミッキークイーンでした。
札幌記念からの始動を予定していたルージュバックは出走を回避。ミッキークイーンは来週阪神競馬場で行われるローズステークスからの始動を予定、桜花賞場レッツゴードンキも秋初戦にローズステークスを選んでいるのが現在の状況です。

昨年秋華賞を勝ったショウナンパンドラは、中山競馬場で行われる紫苑ステークスを経由して出走した馬でした。秋華賞といえばローズステークス組の活躍が目立ちますが、牝馬クラシック戦線に割って入る馬が今年もこの紫苑ステークスから出てくれば秋華賞前哨戦のレースにも幅が広がるのですが、どうでしょうか。

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