きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

夏の風は過ぎてゆき

ようこそいらっしゃいませ。

先週日曜は新潟競馬場で新潟記念、小倉で小倉2歳ステークスが行われ、夏競馬のオーラスを盛り上げました。
新潟競馬場・芝2000mで競われた新潟記念は、雨が次第に激しくなる中でのレースとなりました。レースは大外に入ったアーデントが先行し、残り1000mを切ったところで単騎逃げをうって後続を引き離して展開。直線で9番人気マイネルミラノがアーデントを交わして先頭に立ち、そのまま押し切るかと思われたところで3番手追走から追い上げてきた6番人気のパッションダンスがゴール直前アタマ差マイネルミラノを差し切っての重賞制覇となりました。パッションダンスは2013年の新潟大賞典以来の勝利となります。また新潟記念が終わり今年のサマー2000シリーズが終了。チャンピオンには函館記念優勝、札幌記念3着し15ポイントを獲得していたダービーフィズが輝きました。

小倉で行われた2歳重賞の小倉2歳ステークスは、こちらも雨降る中でのスタートとなりました。
勝ったのは1番人気のシュウジでした。ちょっと出遅れて後ろからになるも、すぐに馬群にとりつき4、5番手でレースを追走。4コーナー手前で逃げるオフクヒメを射程圏内に捉えて、直線で先頭に立ちそのまま押し切って優勝。最後は2着サイモンゼーレに2馬身半差をつけての重賞初制覇となりました。シュウジは父キンシャサノキセキ、母父Kingmamboの血統で半兄には北九州記念の勝ち馬ツルマルレオンがいます。シュウジはこれで3連勝。前走中京芝1600mの中京2歳ステークスも、2着マテラアリオンを3馬身ちぎる強い勝ち方でしたから、将来がさらに楽しみにな1頭になりそうです。

夏競馬が終わりました。今週から舞台は中山、阪神へと移ります。秋の蹄音が鈴の音色とともに聞こえてきます。

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