きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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中山競馬場では3歳クラシックの登竜門弥生賞が行われました。

レース前は、東スポ2歳Sレコードホルダーのコディーノに無敗馬の良血馬エピファネイアの東西両雄の激突で人気を二分していましたが、終わってみればクビ・ハナ・クビの大激戦。3コーナーすぎからエピファネイアが動き出し直線で先に抜け出したものの、大外枠からの出走で道中ハミを噛みながらのレースとなってしまい体力を消耗。コディーノも落ち着いた走りでレースを進め最内から馬群をこじ開けるも、伏兵カミノタサハラ、ミヤジタイガの勢いが勝り3着の結果に終わりました。

カミノタサハラは昨年3歳にして宝塚記念に出走しオルフェーヴルの5着となったマウントシャスタの全弟で、ホープフルSでは出遅れて3着にこそなるものの、過去3走ではいずれも1番の上がりタイムを記録していました。

10番人気ながら2着に入ったミヤジタイガは、昨年9月の中山1800mアスター賞をレコードタイムで勝ち上がっていた馬で、今回ノドを縛ってのレースが功を奏したようです。

東西両雄が敗れたことで、3歳クラシックの主役争いは皐月賞本番までもつれ込みそうです。振り返れば昨年も弥生賞で6着に終わったフェノーメノが青葉賞で体勢を立て直し、ダービー2着、天皇賞(秋)2着の活躍を魅せています。

コディーノにエピファネイアはどう巻き返してくるのでしょうか。クラシックの蹄音が、より一層大きくなってきました。

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