きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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UAEドバイ・メイダン競馬場で行われたドバイワールドC前哨戦・アルマクトゥームチャレンジラウンド3に日本からトレイルブレイザーが出走しました。2010年には、ウオッカとレッドディザイアが同レースに出走し、後方に位置したレッドディザイアが、最後の直線で外から強烈な末脚で追い込み優勝を果たしています。

道中好スタートを決め2番手を追走したトレイルブレイザーはいったんは先頭に並びかけましたが、直線で伸びあぐね11着の結果に終わりました。同じ日に行われたマハーブ・アル・シマールでは、遠征中のファリダットが出走し、直線で伸び切れず9着となっています。

国内では、桜花賞トライアルのアネモネステークスが行われ、無敗のクラウンロゼが好位から抜け出し、無傷のまま桜の舞台での主役争いに名乗りをあげました。クラウンロゼの父ロサードはサンデーサイレンスの血を受け、現役時代は新潟3歳S、京阪杯、オールカマーなど重賞5勝をあげましたが、G1タイトルまでには届かず引退。種牡馬入りを果たしました。

数多いサンデーサイレンス後継者の中で、G1タイトルなきロサードは血を残す数も限られ、産駒数は初年度に16頭、以後、17、6、10、2、3と推移して、過去2年は種付け数0、種牡馬登録は継続しているものの、クラウンロゼの6世代目が最後の世代になっています。

ことしの牝馬クラシック戦線は、主役が定まらずに混戦状態のまま本番を迎えそうです。無敗で桜の舞台へ駒を進めたクラウンロゼは、父に初のG1のタイトルをプレゼントすることができるでしょうか。

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