きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

秋へ向けて過熱する3歳ダート路線

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日曜新潟競馬場ではレパードステークスが行われました。
レパードステークスは今年で7回目を迎える3歳ダート重賞で、第1回の優勝馬トランセンドに2着のスーニ、あるいは5着のワンダーアキュートを皮切りに、第2回優勝のミラクルレジェンドはその後ダート界の女王として現役を引退するまで君臨、第4回の優勝馬ホッコータルマエは古馬になってからさらにスケールアップして今なお日本ダート界の頂点に君臨する重鎮ですし、昨年優勝のアジアエクスプレスは2歳時には朝日杯フューチュリティステークスを制覇してその後再びダートへ戻りこのレースを制覇してダート界の頂点を目指すポジションにいる馬です。
これだけダート界を牽引する馬を輩出しているレースですから、今年のレースにも注目が集まりました。

今年のレースは、1番人気はジャパンダートダービー2着のクロスクリーガーで2.5倍、2番人気は春にUAEダービー出走、ユニコーンステークスからの出走となるゴールデンバローズで3.0倍とこの2頭で人気を分けあい、以下3番人気が初のダート出走となるダノンリバティで6.5倍、4番人気がライドオンウインドで9.9倍とここまでが10倍を切るオッズでのスタートとなりました。
レースはゴールデンバローズが先手を奪って先頭に立ちレースを引っ張るも、最後の直線に入って早めにクロスクリーガーがゴールデンバローズを交わして先頭に立ちそのまま押し切って優勝。さらにその後ろから迫ったダノンリバティが2着、追い込んできたタマノブリュネットが3着に入り、ゴールデンバローズは4着の結果でした。

クロスクリーガーは昨年の2歳新馬戦で2着以下に大差をつけてデビュー勝ち。3戦目の樅の木賞も完勝すると、ヒヤシンスステークスではゴールデンバローズの3着に敗れるも、伏竜ステークスでは1番人気に応えて優勝、さらに兵庫チャンピオンシップでは逃げてそのまま後続を突き放し2着のリアファルには9馬身差をつけて圧勝した馬です。
前走のジャパンダートダービーでも逃げてゴール前残り100m付近まで先頭に立ち独走するも、ノンコノユメの強襲に遭い2着に終わっています。されど今回のレパードステークスで改めてその強さを実感させられました。ジャパンダートダービーを奪われたノンコノユメとはこれまで伏竜ステークス、ジャパンダートダービーと闘い1勝1敗。
復活を目指すゴールデンバローズに、今回初ダートで2着と結果をだしたダノンリバティも加わり、秋の3歳ダート路線はさらに熱を帯びてきました。

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