きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

前人未到の記録達成なるか

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今週は上半期中央競馬の総決算・宝塚記念です。ファン投票1位のゴールドシップは外枠15番に入りました。
ゴールドシップは昨年、一昨年と宝塚記念を優勝。今年同レース3連覇に挑みます。過去同一G1を3連覇した馬はおらず、もしゴールドシップが今年の宝塚記念を勝てばJRA史上初の記録となります。またゴールドシップはこれまで皐月賞、菊花賞、有馬記念、宝塚記念を2度、そして今年の天皇賞(春)と6つのG1を手にしており、宝塚記念優勝ならばG1最多通算勝利数でシンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカと並びます。今回のゴールドシップの宝塚記念は、大きな記録がかかった出走となっています。

それにしてもこれだけの成績を残し記録だけみれば歴史的名馬と肩を並べるものの、ゴールドシップはおもしろい馬というか幾多の名馬とはまた違った個性的な馬だとつくづく感じます。
ときにどうしちゃったの?というくらい凡走するものの、勝つときは横綱相撲。気分屋というか、気持ちが入らないときはレースを投げ出しまったくといっていいほど走らなくなってしまいます。一昨年の京都大賞典や今年1月のAJCCがまさにそうでした。圧倒的支持を得ての出走だったものの、見せ場なくただ走ってきただけというレースで「オイオイ!」とツッコミを入れたくなる結果でした。

ゴールドシップにとり記録がかかった今年の宝塚記念。阪神競馬場は6勝、2着1回と相性抜群ですし、枠番も昨年、一昨年と同じ8番枠。お膳立てが整った状況で、さて今回ゴールドシップはどのような走りを魅せるでしょうか。

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