きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2015.6.19 サマースプリントシリーズ開幕

ようこそいらっしゃいませ。

今週から函館開催も始まり、３場開催となります。
開幕週の函館競馬で行われる函館スプリントステークスは全６戦で争われるサマースプリントシリーズの初戦です。近年では好走馬の活躍が著しく、２０１０年優勝のワンカラットは、続くキーンランドカップも制し、サマーシリーズのスプリント王に輝きました。２０１１年の優勝馬カレンチャンは、スプリントＧ１のスプリンターズステークスを優勝、２０１２年２着のロードカナロアは、スプリンターズステークスと香港スプリントを連覇し、２０１３年の年度代表馬に選ばれました。

深緑のターフに今年もスプリント路線のスペシャリストたちが集結します。

注目は、優勝候補筆頭の快速馬コパノリチャード。
父ダイワメジャー、母ヒガシリンクスの血統でノーザンダンサーの４×５のクロスを持ちます。昨年の高松宮記念以降、厳しいレースが続いていますが、父ダイワメジャーのように大舞台に強い血統背景ですから、復活の走りを見せてくれることでしょう。今回は３か月ぶりの出走となりますが、レース後、短期の放牧に出され、リフレッシュ状態の上、レース間隔が開いても力を発揮できるタイプですから、４つ目の重賞勝ちに期待がかかります。

対するは昨年の同レースで２着後、次走のキーンランドカップで見事優勝を果たした芝巧者のローブティサージュ。
阪神ジュベナイルフィリーズを制し、２歳女王となった能力はあなどれません。持ち味の切れ味鋭い差し脚がどこで発揮されるのか非常に楽しみなレースとなりそうです。

他にも７歳で初重賞優勝を果たした晩成型のセイコーライコウや豪快な追込みで末脚勝負が持ち味のスギノエンデバー、重賞３勝と実績トップクラスのエーシントップら快速自慢のスプリンターたちがいますから、開幕週で絶好の馬場状態で行われる電撃の１２００ｍに目が離せません。

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