きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

G1シリーズ終幕!マイル王決定戦

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天皇賞(春)から始まった春のG1シリーズも今週の安田記念が終幕戦となります。
東京競馬場の芝1600mで行われる上半期マイル王決定戦。
直線が長く、叩き合いの熱戦が見られる東京コースにはマイルを主戦にする実力馬だけでなく、中距離やスプリント路線からも参戦してくる一流馬が増えてきました。

たとえば、昨年のジャスタウェイ。
天皇賞(秋)、中山記念、ドバイデューティフリーと重賞3連勝の実績を引っ提げて参加した安田記念で、不良馬場を物ともしない走りを見せ、ワールドレースホースランキング1位に相応しい王者の風格を見せてくれました。
また、2013年覇者のロードカナロアは香港スプリントを含むG1を6勝し、年度代表馬にも選出されています。
彼ら2頭に共通するように歴代の安田記念優勝馬には海外の大舞台で活躍した名馬が多く見られます。

今回の注目馬は昨年のマイルチャンピオンシップを優勝したダノンシャーク。
父ディープインパクト譲りの鋭い伸び脚を武器に春秋マイル王の称号を手に入れ、マイル路線での確固たる地位を築けるか楽しみですね。

これに対するのは3連勝で重賞初制覇となるダービー卿チャレンジトロフィーを制したモーリスでしょう。
中山名物の坂道で、出走メンバー中最速の末脚を爆発させたその切れ味はまさに一級品でしょう。
東京コースの経験は、2歳時の1度だけ。
最後の長い直線をどのように走り抜けるのか注目です。

他にも母に高松宮記念・スプリンターズステークスを制したフラワーパークを持つ良血馬ヴァンセンヌや2011年の安田記念覇者リアルインパクト、マイル戦で抜群の安定感をみせるミッキーアイル、NHKマイルカップ優勝馬のカレンブラックヒルらもいます。
競馬の祭典、日本ダービーの熱気冷めぬ中、春のG1シリーズ最終戦となる安田記念出走を告げるファンファーレが待ち遠しいですね。

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