きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ドゥラメンテ二冠達成

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2015年のダービーが終わりました。
勝ったのはドゥラメンテでした。皐月賞についで他馬を圧倒する走りで優勝。同世代のサラブレッド6897頭の頂点に立ち、史上23頭目となる二冠を達成しました。勝ちタイムにも驚かされました。2分23秒2はダービーレコードで、2004年のキングカメハメハ、2005年のディープインパクトの勝ちタイム2分23秒3を0秒1塗り替えてのゴールでした。

レースを振り返ると、先手を奪ったのはミュゼエイリアンで出ムチを入れてハナへ。2番手に皐月賞3着のキタサンブラックがつけドゥラメンテは中団、ドゥラメンテの後ろにサトノラーゼン、その2頭後ろにリアルスティールがつけて、サトノクラウンは後方といった隊列でレースが進みました。1000mの通過が58秒8、そのあとの1600m通過が1分36秒2のペースでミュゼエイリアンがレースを引っ張り、4コーナーで馬群が押し寄せ直線へ。
坂を駆け上がって抜けだしたのはドゥラメンテでした。叩き合いに持ち込もうとするサトノラーゼンを一気に振り切り抜け出しそのまま押し切って優勝。2着にはサトノラーゼンがそのまま残り、3着には皐月賞6着から巻き返したサトノクラウンが入りました。2番人気に支持されていたリアルスティールは前半かかってしまった影響からか、直線後方から追い込むも届かず4着でした。

それにしてもドゥラメンテの一団と凄みのました走りには、ただただ脱帽でした。
2月の共同通信杯ではリアルスティールに遅れをとったドゥラメンテでしたが、それから数ヶ月の間に凄みをさらなる身につけた感じがします。二冠馬へ向けられる視線は、いまや国内だけにとどまりません。皐月賞、ダービー、凱旋門賞。強者の蹄跡によって三冠の歴史は今年新たな道が切り開かれいくのでしょうか。

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