きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2013.4.25

ようこそいらっしゃいませ。

平成の女帝エアグルーヴ急逝。稀代の名牝の訃報をお知らせしなくてはならないのが残念です。

エアグルーヴは97年の天皇賞(秋)で17年ぶりに牝馬での優勝馬に輝き、前年に制覇したオークスと合せG1 2勝、重賞7勝をあげた名牝でした。

強豪馬が集い、最も層の厚い中・長距離路線で一線級の牡馬たちを相手に臆することなく、常に互角以上の戦いを続け、その活躍は今もファンの胸に刻まれていることでしょう。

天皇賞(秋)を制した97年にはジャパンC・有馬記念での活躍が認められ、同年の年度代表馬・最優秀4歳牝馬に選出されました。その他にも札幌記念(G2)、大阪杯(G2)などを制覇し、「平成の女帝」の愛称で親しまれ、その豪快かつ流麗な走りはファンを魅了し続けました。

父は凱旋門賞馬のトニービン、母は名門社台ファームにとって初となるクラシック制覇をもたらしたダイナカール。ダイナカールの第4子として生まれた彼女は、鞍上の意のままに動ける抜群のセンスを持ち、キレのある驚異的な末脚を安定して出せるほどの優秀な競走馬だったそうです。

繁殖入りした後もアドマイヤグルーヴやフォゲッタブル、ルーラーシップ、グルヴェイグなど第一戦で活躍する競走馬たちを送り出し、競走馬を引退した後も私たちを楽しませてくれました。

4月23日23時にキングカメハメハ産駒の牡馬を出産後、内出血で亡くなったそうです。出産直後は母子ともに元気な姿を見せていただけに、2年ぶりの我が子が無事に生まれ、安心したのでしょうね。

平成の女帝が残したラストサンが無事に成長し、深緑のターフに元気なその姿をみせてくれるのを楽しみにしています。