きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

いよいよ今週から東京競馬場にて5週連続G1が開催されます。毎週一線級の競走馬たちによる白熱したレースを見られるなんて夢のような一ヶ月間ですね。

さて、今週も重賞が目白押しな3場開催。5日(日)の3歳マイルG1のNHKマイルCが気になるところではありますが、その前に明日4日(土)の京都競馬場で行われる京都新聞杯に目を向けてみましょう。

3歳馬の頂点を決定する日本ダービーの前哨戦として広く知られている本競走ですが、元々は菊花賞のトライアルレースとして施行されていました。番組改定により5月に移設されてからは、日本ダービーの優先出走権は与えられないものの、優先出走権枠外の上位総収得賞金額順で出走を目指す有力馬の多くが賞金加算を狙って参戦してきます。

ダービーは例年、皐月賞からの直行組が活躍する傾向にあるため、京都新聞杯からのダービー馬は2000年のアグネスフライト以降出ていません。

しかし、ダービー馬とは成らずとも2着に好走した2004年優勝馬のハーツクライは2005年の有馬記念で当時無敗でクラシック三冠を制したディープインパクトの猛追を半馬身差凌ぎ切り、初のG1制覇を成し得たその姿は大きな衝撃を与えました。

今後の活躍を占う上でも重要な一戦です。並み居るライバルたちを押しのけ、世代の頂きに挑戦するのはどの競走馬か。非常に楽しみですね。

×