Nakayama25 中山競馬場で開催される重賞を紹介

中山記念 (G2 / 2022.2.27 中山競馬場・芝1800m)

中山記念の前身は1930年に創設された「内国産馬競走 4000米」と1933年に創設された「中山5歳馬特別競走」で、1936年にハンデキャップ競走として中山記念が誕生。創設時は春と秋に芝3200mで行われていました。
その後、距離は3400mから徐々に短縮され1952年から秋開催のみに変更。1957年に距離を1800mに短縮され、季節をいくどか移して現在の2回中山に定着しています。

中山記念は実績馬が始動戦として出走するケースも多く、古馬中距離戦線を占う重要なレースにもなっています。

ドバイを含めた海外遠征へ向けての壮行レースとしても位置づけられ、2019年にはウインブライトが中山記念から香港でG1のクイーンエリザベスII世カップを制覇。2017年優勝馬ネオリアリズムも同様に香港に遠征して、クイーンエリザベスII世Cを優勝。ヴィブロスはドバイに遠征してドバイターフで勝利を挙げています。2016年のレースではドゥラメンテが中山記念で復帰を遂げドバイシーマクラシックへと出走。2015年の優勝馬ジャスタウェイは、この中山記念をステップにドバイデューティフリーを圧勝したほか、2011年にはヴィクトワールピサがこのレースからドバイへと遠征し、見事日本調教馬として史上初のドバイワールドカップ制覇しています。

また2017年からは大阪杯が春の中距離G1として昇格したことで、前哨戦としても注目が集まるレースとなっています。

当協会会員 歴代優勝馬

年月日 優勝馬名 馬齢 会員名
第29回(1955.11.6) タカギク 号 牡4 松岡 きく
第33回(1959.7.12) フイリー 号 牝5 和田 共弘
第35回(1961.4.23) オンワードスタン 号 牡4 樫山 純三
第39回(1965.3.21) スイートラペール 号 牝6 和田 共弘
第40回(1966.5.1) フジイサミ 号 牡5 保坂 勇
第41回(1967.6.4) オンワードヒル 号 牡4 樫山 純三
第47回(1973.3.11) ジンデン 号 牡5 黒岩 統治郎
第49回(1975.3.9) ヒカルジンデン 号 牡4 黒岩 統治郎
第52回(1978.3.12) カネミカサ 号 牡4 金指 利明
第53回(1979.3.11) カネミカサ 号 牡5 畠山 伊公子
第54回(1980.3.9) ヨシノスキー 号 牡4 吉沢 操子
第58回(1984.3.11) テュデナムキング 号 牡4 川崎 善之助
第66回(1992.3.15) ダイナマイトダディ 号 牡4 池谷 誠一
第71回(1997.3.9) キングオブダイヤ 号 牡5 石下 年安
第74回(2000.2.27) ダイワテキサス 号 牡7 大和商事(株)
第87回(2013.2.24) ナカヤマナイト 号 牡5 和泉 信一
第90回(2016.2.28) ドゥラメンテ 号 牡4 (有)サンデーレーシング
第94回(2020.3.1) ダノンキングリー 号 牡4 (株)ダノックス

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