【第2回】優しかった調教師、怖かった調教師
お笑い芸人のキャプテン渡辺です。趣味は競馬にパチスロ、麻雀とギャンブル毎日三昧。土曜テレビ東京系列で放送中の『ウイニング競馬』にも出演中!
この私が切り込み隊長となって馬主、調教師、騎手に話を伺う『キャプテン渡辺のウィナーズサークル』。

競馬女子アナウンサーの山本潤さんを迎えてのインタビュー2回目。今回はこれまでインタビューされてきた調教師についてお聞きしました。
今回のインタビューは「Gate J.SHINBASHI」で行いました。

優しかった調教師、怖かった調教師

「伊藤正徳先生の怖さを乗り越えました(笑)」(山本潤さん)

渡辺:これまでいろんな調教師の方にインタビューされてきたと思いますが、その中で一番優しかった調教師は誰ですか?

山本:国枝栄先生ですね。ハンロ調教でお会いする機会が多くて次第にお話できるようになり、私がトレセンに入ったばかりのころにちょうど管理していたブラックホークが安田記念を勝って、初めてG1勝利者インタビューをさせていただいたのも国枝先生でした。

渡辺:2001年に横山典弘騎手が騎乗したレースですね。

山本:ブラックホークのことを質問したときに「コーヒーはブラックよりも俺はミルクを入れてマイルドな方がちょうどイイんだけどね」と、こんな風に気さくにコメントしてくださる調教師もいるんだなぁと思いましたね。

渡辺:逆に怖かった調教師は誰ですか?

山本:うーん・・・その怖さを乗り越えたという意味では伊藤正徳先生です。

渡辺:今年2019年に引退されましたね。

山本:伊藤調教師管理馬のローエングリンが活躍していたときに、当時の私はまだ馬柱(競馬新聞の中にある成績欄の事)もまともに読めなくて、インタビューで「敗因は前回より何キロ減っていたことですか?」とか、馬体重のことくらいしか質問できなかったんですね。そうしたら「そんなのバカでも質問できる!」「馬体重のことばかり気にして競馬のこと知らないのか!」ってみんなの前で怒鳴られて、ものすごい怖いって思いました。

渡辺:入って間もない時期に、そのガツンは堪えますね。

山本:いまでしたら馬体重なんてパドックでボロしたら数キロ変わっちゃうからそこまで重要じゃないってわかるんですけど、まだ当時は競馬の知識があまりなかったので。

渡辺:馬体重ってプラス・マイナスでわかりやすいから、勝ち負けに結びつけたくなりますからね…。

山本:怒られたあと、本当は伊藤先生にはビクビクしていたんですが、私もどちらかと言えば体育会系なので伊藤先生をどうにか克服しようと気持ちを切り替えて、逆に伊藤先生を見かけたら自分から話しかけるようにしました。

渡辺:ハートが強いですね。

山本:毎年、関東調教師会の新年会におじゃましているんですが、伊藤先生にお会いすると、いまは本当に娘のようにかわいがってもらってますね。

渡辺:弟子と師匠みたいな、いい話だなぁ。

番組中にヨッシャー!

番組中にヨッシャーの声が。そのとき山本潤さんは...?

渡辺:グリーンチャンネルのキャスターって、どのタイミングで馬券を買われているんですか?

山本:スタジオに電波が入るので、皆さん放送の合間に買われてますね。

渡辺:そういえば以前、番組中に「ヨッシャー!」と大声をあげた方がいましたよね。

山本:松岡俊道アナですね(笑)。

渡辺:ものすごい絶叫で動画サイトでも有名になってますが、あれは一体何だったんですか?

山本:業界用語で「カフ」といって音声のオン・オフスイッチがあるんですけど「カフが下がって音声がオフになっても5秒は黙っていなさい」と松岡さんは常々後輩アナにおっしゃっている方なのに、カフが下がりきらずまだ音声を拾っているときに声をあげてしまったんですね。300万馬券でしたから。

渡辺:そりゃ雄叫びもあげますよ。

山本:スタジオにいて、まさか松岡アナが叫んだとは思わなかったので「あれ?ちょっとなんか違う電波が入ってきたのかな」ってみんなが思いました。音声機材のトラブルかなって思ったら、松岡アナご本人でビックリ(笑)。

渡辺:馬券って恐ろしいですね(笑)。競馬中継司会のプロ中のプロでもそうなってしまう。

山本:キャプテンさんは番組中に絶叫したくなることってないんですか?

渡辺:しょっちゅうです。本当にムカついているときもありますね。背中の上に子どもが乗っていても、内心は「本当にやめてくれ、一人で嘆かせてくれ」って思っているときもありますよ。

山本:競馬ってお金がかかっているので、仮に自分が馬券を的中させても負けた方もいるので番組中に素直に喜べないというか、そのバランスのさじ加減が難しいですよね。グリーンチャンネルの場合、データをしっかりお伝えして平等に情報を伝えることを信条としているので、もし的中しても常に平静を保つことが大事ですね。

渡辺:その殻を破って、第2、第3のヨッシャーが飛び出したら、違った番組になりそう(笑)。

山本:むしろキャプテンさんのキャラだったら、それが許されるかもしれないですね(笑)。


騎手に聞くキャプテン渡辺のここだけの話

Q.仕事に携わる以外で競馬を覚える秘訣ってありますか?
A.私の場合はPOGで覚えました。(山本潤さん)

渡辺:馬柱だけでなく、馬券のマークシートも含めて競馬初心者が競馬を覚えるのって大変ですよね。

山本:毎週馬券を買いながら徐々に覚えていくわけですけど、私の場合、POGをしたら競馬を覚えられるよって周りから言われたので始めて、POGをしながら覚えていきました。

渡辺:中にはアナウンサー泣かせの馬名もいますよね。

山本:キョカキョクとか(笑)。そういう馬はむしろ馬名を覚えやすいですね。馬主さんが思いを込めて付けられた名前なので、間違えないようカタカナ9文字必死で覚えています。


以下、次回につづきます

山本潤:1978年6月生まれ。フリーアナウンサー。『トレセンリポート』2代目リポーター、『中央競馬全レース中継』キャスターを担当。現在は『地方競馬中継』(グリーンチャンネル)で司会を務めるほか、『古閑美保のゴルフチャレンジアスリート』(BSフジテレビ)、『ゴルフの翼』(BS日テレ)、『ゴルフ大好き宣言』(JFN21局ネット)にMC、キャスターとして出演中。
キャプテン渡辺:1975年10月生まれ。お笑い芸人。競馬、競輪、パチンコ、パチスロは趣味の域を超えていまや生活の一部に。特技は関節技。2015年度の船橋競馬場のイメージキャラクターを務める。現在テレビ東京系列で放送中の『ウイニング競馬』にレギュラー出演中。

Gate J. SHINBASHI
競馬まるわかりスポット。月刊優駿の最新号をはじめ、競馬関連書籍や各種ホースグッズが取り揃っています。
  • 開館時間:平日 11:30~19:00、中央競馬開催日 9:30~17:00 (原則最終レース確定まで)
  • 休館日:毎週火曜日・祝日(但し競馬開催日は開館)・年末年始
  • 入館料:無料
Gate J.SHINBASHI 公式サイト
※この記事は 2019年11月22日 に公開されました。