【第2回】いざ、競馬の世界へ
お笑い芸人のキャプテン渡辺です。趣味は競馬にパチスロ、麻雀とギャンブル毎日三昧。土曜テレビ東京系列で放送中の『ウイニング競馬』にも出演中!
この私が切り込み隊長となって馬主、調教師、騎手に話を伺う『キャプテン渡辺のウィナーズサークル』。

大竹調教師にお越しいただいてのインタビュー2回目。今回は、競馬の世界を志したきっかけなどを中心にお話を伺いました。

競馬の世界へと向かうきっかけ

当初は獣医を目指していた大竹調教師だが...

渡辺:大竹調教師が競馬に携わるようになったきっかけを、お聞かせいただけますか?

大竹:ご存知の方も多いと思いますが、父がジョッキーでしたから。はじめから競馬に対しては一般の方とは全然違う見方でしたね。普段から日常に入り込んでいて、馬も身近な存在でしたよ。

渡辺:大崎昭一元騎手はダイシンボルガード、カツトップエースと2度ダービーを獲られています。父親が乗られているレースを近くで応援されることも多かったのですか?

大竹:ありましたけど、ボクの中ではレースよりもケガをして病院に寝ている姿の方が印象深いです。競馬もギャンブルとしてではなくて、ケガが絶えない世界というイメージの方が強かったです。

渡辺:ジョッキーになろうとは思われなかったのですか?

大竹:一歩間違えれば命を落とす危険がある世界だと思っていましたし、自分は少なくともジョッキーという選択肢はまずないなと思ってましたね。乗馬もしてなかったですし、競馬の世界には入ろうとは思ってなかったので、若い頃は極力馬を避けていましたよ。

渡辺:それでも獣医学部には行かれてますよね。

大竹:動物が好きだったので、獣医になりたかったんですよね。

渡辺:そこから競馬の世界に身を投じようと思われたのはなぜですか?

大竹:まず獣医になろうと決めて麻布大学に行ったんですけど、ちょうど大学3年生のときに父がレッツゴーターキンで天皇賞(秋)を勝って、久々のG1勝利を手にしたんですね。

渡辺:なんとビックリ、レッツゴーターキンのレースですね。1番人気がトウカイテイオーで、11番人気での勝利でした。

大竹:そのときにボクは当事者じゃないのにお祝いに言葉を周りからかけていただいて。小さい頃を振り返ると、ダービーを獲ったとき父は連日連夜家でどんちゃん騒ぎしてましたし、人生でこれほどありがとう、ありがとうと言われることはないですからね。こんなに周囲から祝福される仕事なのか、これはいいなと。そのとき獣医と比較しちゃったんですよね。

渡辺:獣医で治療後に祝福されるのとは、またインパクトも全然違いますからね(笑)。

大竹:そこから徐々に獣医から競馬サークルの方に入りたいという目標に移っていきましたね。

いざ、競馬の世界へ

1からに近いかたちでスタートした大竹調教師

渡辺:でもそれまで乗馬もされずに競馬を避けてたわけじゃないですか。調教師になろうと思っても、1からに近いかたちでのスタートですよね。

大竹:その当時は調教師になろうというよりも、あくまでも競馬サークルに入って馬を世話したいという思いでしたね。

渡辺:どういう形で競馬の世界に入られたのですか?

大竹:馬乗りのキャリアも全然なかったので、大学卒業してからまずは北海道の白井牧場でお世話になりました。亡き白井民平さん、現在代表を務められている白井岳さんのお父さんにみっちり短期集中で馬乗りを教えてもらい、そのあと競馬学校に入りました。

渡辺:競馬の世界に入るとき、大崎元騎手からは何か言われましたか?

大竹:この世界に入るのは反対されました。でもこの世界に入って、父の大きさを感じましたね。親父としての大崎昭一はほんとひどい人間なんですけど(笑)。

渡辺:ダービーを2度も獲っているのに、ひどい人間だなんて(笑)。

大竹:騎手時代は家に帰って来ないですから。トレセンができる前は、東京・中山に厩舎があって明け方3時には馬場が開場されていたんで、夜中1時くらいまで飲んでそのまま調教に行ってましたね。馬に何頭か乗って家に帰って来て、夕方には家を出ちゃう。なので、父と会う時間もないんですよ。唯一ゆったり父と会えたのが、ケガして入院していた病院のベッドでしたね。そんな感じでした。

渡辺:いまの時代では考えられないような、ハチャメチャな昭和の騎手って感じがします(笑)。

大竹:トレセンができていくらか家族が家に集まる時間ができましたけど、家にいたらいたらでジョッキー仲間で騒いでましたから、家族団らんの時間はほとんどなかったです(笑)。

渡辺:でも、その血が大竹調教師にも入ってますよ。

大竹:ボクはちゃんと家に帰ってますよ(笑)。子供は小学生ですけど、そこは大事にしてます!(笑)。


大竹調教師に聞くキャプテン渡辺のここだけの話!

Q.プライベートで街に出たりすることはありますか?
A.ありますよ。ここは競馬関係者はいないだろうというところにひとりで行きますね。(大竹調教師)

渡辺:どの辺に行かれるんですか?

大竹:表参道とかですね。服を買ったりしてます。

渡辺:どんなブランドの洋服を買っているんですか?

大竹:CUNEってわかります? うさぎのマークの。あとはSTUSSYですね。STUSSYはいまでこそ普通に高校生でも着てますけど、ボクらが学生の頃は日本で初めて自由が丘に店舗ができて、そこへ行くだけでもステータスでしたからね。GAPも日本に来る前に代官山のセレクトショップで◯万円だしてプルオーバー買ってました。


以下、次回につづきます

大竹正博:1969年12月生まれ。調教師。美浦トレーニングセンターに所属。父はダービーを2勝した大崎昭一元騎手。牧場勤務、厩務員、調教助手を経て2008年に調教師免許を取得。翌2009年に厩舎を開業。2011年フレンチカクタスでフィリーズレビューを勝ち重賞初勝利。2018年ブラストワンピースで有馬記念を制覇。G1初勝利を挙げる。
キャプテン渡辺:1975年10月生まれ。お笑い芸人。競馬、競輪、パチンコ、パチスロは趣味の域を超えていまや生活の一部に。特技は関節技。2015年度の船橋競馬場のイメージキャラクターを務める。現在テレビ東京系列で放送中の『ウイニング競馬』にレギュラー出演中。
※この記事は 2019年5月24日 に公開されました。