【第4回】これからの夢
お笑い芸人のキャプテン渡辺です。趣味は競馬にパチスロ、麻雀とギャンブル毎日三昧。土曜テレビ東京系列で放送中の『ウイニング競馬』にも出演中!
この私が切り込み隊長となって馬主、調教師、騎手に話を伺う『キャプテン渡辺のウィナーズサークル』。
(株)G1レーシング 吉田正志代表へのインタビュー。4回目の今回はこれからの夢などについて伺いました。

競馬をもっと盛り上げるには?

競馬を盛り上げるには? アイデアもいろいろ飛び出し...

渡辺:ボクは中山競馬場内に温泉を作ってほしいんです。温泉に入りながら馬券を買ってレースを見て。宿泊施設も併設したら、最高のエンターテイメント空間になると思っているんですが、どうでしょうか(笑)。

吉田:(笑)。以前に比べれば、競馬場の雰囲気もだいぶ変わりましたよね。女性も増えたし、家族連れで来られる方も増えました。馬券を買うのであれば、いまだったらテレビを観ながらインターネットで購入できますから、競馬場の臨場感であったり、ライブでしか味わえない部分を伝えていくのは大事だと思います。

渡辺:ボクのような馬券で生きている人間からすれば、何があっても馬券は買うんですよ。ボクみたいな人は放っておいても競馬場にやってくるんです。なので極端な話し、競馬界のことを考えると、ボクみたいなファン以外の人たちをいかに競馬場に来てもらえるかを考えないと、ですよね。

吉田:それに関連して言うと、馬産地ではいま働く人が減ってきています。競馬の世界に入ってくる若い人自体が減っています。そんな中で毎年入ってくるスタッフに、この業界に入ってきたきっかけを質問すると以前だったら、競馬のゲーム、ダビスタが楽しくてずっとプレイしていて、そこから競馬に興味を持ったスタッフが多くいました。でも最近はゲームではなくて、子どものころお父さんやおじいちゃんに競馬場へ連れていってもらったときの楽しい思い出を話すスタッフが目立ってきました。競馬を知らない人が大人になってから競馬場へ行くのは抵抗あるかもしれないけれど、子どものときに家族で競馬場に行った楽しい思い出があれば、大人になっても抵抗なく行けると思います。これから日本の人口も少なくなっていくわけですし、すぐには結果が出るものではないですが、家族で競馬場へ行く機会を増やす取り組みはもっとやっていくべきことだと思います。

渡辺:子どもも大人も楽しめる取り組みでいうと、遊具でレースができるみたいな遊び場が中庭にあってもよいかもですね。馬連や馬単も買えて、当たったらラーメン券をもらえるとか(笑)。

吉田:キャプテンさんならではの発想ですね(笑)。

渡辺:それは冗談としても、香港やドバイの映像を見ているとレース前に花火を大量に上げて、盛り上げ方が凄いですよね。お祭り気分を高めるためにも、ダービーや有馬記念でやったらいいのに・・・。

吉田:メルボルンカップなどは街をあげてパレードします。前年の優勝馬が日本でいえば銀座などを歩くんですね。仕事にもならず会社も休みになり、オーストラリア全体で盛り上がります。そういうフェスティバル要素を取り入れてもおもしろいかもしれないですね。

渡辺:日本でも有馬記念優勝馬が銀座を歩いたら、凄いなぁと思って馬主になる人が増えそうですね。

吉田:海外だと、ロンドンの公園とかニューヨークの公園で乗馬をしていたりして、馬を間近で見たり触れる機会があります。都内の公園などで乗馬の引き馬をしたりして、馬に触れる機会を増やすことも大事だと思います。馬を間近で見て、馬が走る姿を見たいと思って競馬場にくる人も出てくると思いますし。

これからの夢

次の目標について語る吉田代表

渡辺:念願のG1を制覇して、次の目標を伺ってもよいでしょうか。

吉田:やっとG1を勝ったとはいえ、長くお待たせしてしまいましたから、この流れを次の世代にも継続していきたいですね。ペルシアンナイトの一口を持ってくださっている方は、うちが一番成績に苦しんでいたときに応援してくださっていた方が多いんです。ようやく成績も上がってきて少し恩返しができた部分がありますが、1頭G1を勝っても喜べるのは40人ですし、いままで勝たせてあげないといけなかった馬もいますし、まだまだやらなければならないことは多いです。

渡辺:G1レーシングから凱旋門賞馬、出してほしいです。

吉田:特別に凱旋門賞というよりも、まだ誰も勝っていないところを勝ちたいですね。凱旋門賞もそのひとつのレースですが、ケンタッキーダービーもまだ日本の馬は勝っていないわけですし。誰も成し得ていないところを目指していきたいです。

渡辺:追分ファームとしても最強馬の生産、期待します。

吉田:これまでにいないような馬を生産していきたいですね。1995年に追分ファームができて、一番最初にG1を勝った馬がゴールドアリュールのフェブラリーステークスでした。そのときの調教師が池江泰郎先生でした。今回G1レーシングではじめてG1を勝ったのが池江泰寿先生で、ゴールドアリュールの全妹オリエントチャームからペルシアンナイトが誕生して、サラブレッドがゆえの面白さといいますか、血と人と歴史のつながりを実感します。

渡辺:なるほど。奥深い世界ですね。今日はありがとうございました。


(株)G1レーシング 吉田正志代表へのインタビューは今回で終了です。次回は、石橋脩騎手へのインタビューです

(株)G1レーシング 吉田正志代表:1980年生まれ。慶應義塾大学卒業後、白老ファームに勤務し、イギリス留学後にアメリカの生産牧場へ。帰国後、追分ファームのマネージャーとなり、2015年から(株)G1レーシング代表も兼務。
キャプテン渡辺:1975年10月生まれ。お笑い芸人。競馬、競輪、パチンコ、パチスロは趣味の域を超えていまや生活の一部に。特技は関節技。2015年度の船橋競馬場のイメージキャラクターを務める。現在テレビ東京系列で放送中の『ウイニング競馬』にレギュラー出演中。
※この記事は 2018年2月2日 に公開されました。